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MIIDAS(ミイダス)の年収査定は嘘?「市場価値」のカラクリを解説

ミイダスとは、自身の市場価値が分かるサービスとして近頃注目度が高まっている転職サービスです。

しかし、ミイダスは何をもって「市場価値」を定義しているのでしょうか。その「市場価値」には本当に意味があり、汎用性があるものなのでしょうか。また、ミイダスの年収査定はただの嘘で、デタラメの可能性はあるのでしょうか。

結論から申し上げると、ミイダスの「市場価値分析」は嘘ではありません。しかし、定義が恣意的であるため、汎用性や意味はないです。

なにより、ミイダスの本当の価値は「市場価値分析」以外にあります。

このページでは、元大手転職エージェントが、ミイダスの「市場価値分析」の実態を徹底的に分析・解説いたします。その上で、ミイダスの本当の価値を解説いたします。

筆者プロフィール

元リクルートの転職エージェント。広告業界を中心に、IT、人材、商社、メーカーなど、100社以上の中途採用を支援。趣味は音楽、読書、半身浴ともっぱらのインドア系。幅広い業界知識を元に役立つ転職情報を発信します。



ミイダスとは

ミイダスの評判と特徴

ミイダスとは、dodaなどで有名な業界最大手のパーソルキャリアが運営している転職サイトです。

300万人の転職データから自身の市場価値を分析できる機能を最大の売りにしています。企業登録社数も50,000社以上を誇っているサービスです。

対応地域 全国
探せる職種 営業・マーケ系(法人営業/海外営業/内勤営業・コーディネーター)、事務・管理系(人事/経理・財務・税務/総務/法務/貿易/営業事務)、ITエンジニア系(プロジェクトマネージャー/ネットワークエンジニア/インフラ・サーバーエンジニア)、Web・クリエイティブ系(Webプロデューサー、Webディレクター/Webデザイナー/Web編集/コンテンツ企画)、製造・技術系(生産技術・プロセス開発/品質保証・品質管理/生産管理/研究・開発、製品開発)、流通・サービス・外食系(SV・エリアマネージャー/販売・接客・店長/店舗開発・FC加盟開発)、金融・不動産系(ホールセール・法人営業/リテール、FP/PB/その他金融スペシャリスト)、医薬・医療系(MR/臨床開発、CRA、CRC/研究・開発/品質保証(QA)、PMS)、コンサル系(経営・経営コンサル/会計コンサル・会計士・税理士/システムコンサル・ネット関連コンサル)、経営管理系(エグゼクティブ(COO、CFO、CTOなど)/経営企画・事業企画)
求人数 普通
特徴 ・自身の市場価値がわかる
・コンピテンシー診断から自身の適正がわかる
・優良企業50,000社がミイダスを利用
・全て面接確約オファー
・スカウトメール

ミイダスの市場価値分析とは

ミイダスでは、300万人の転職データをもとに登録者と類似しているユーザーのオファー年収実績を分析することで、登録者の想定オファー年収を算出します。

その他、企業がミイダスに事前登録している「書類選考通過条件」を登録者が何社クリアしているかを事前に知ることができます。

それでは、ミイダスはどんな情報から登録者の「市場価値」を算出しているのでしょうか。

ミイダスの市場価値分析の判断項目

ミイダスの市場価値分析の判断項目は、下記の通りです。これらはミイダス登録時にユーザーが入力する項目です。

この入力項目からわかる通り、ミイダスは割と表面的なデータから市場価値を分析しています。

基本情報:性別/生年月日/在住地(都道府県)/第一言語/最終学歴(学校名・学部・卒業年度)

転職履歴:6ヶ月以上の離職経験の有無/経験社数

在職状況:入社年月・退職年月

直近の勤務先:会社名/業種/従業員規模/雇用形態/年収/経験職種(年数)/マネジメント経験

職種にまつわること:職種によって変わります。
※営業なら、新規か既存か、ルート営業か提案営業か、担当顧客の規模・業種取扱商材、取り扱い商材の単価/達成率など

資格・スキル:語学力/Excelスキル/自動車免許/その他資格

疑問:ミイダスの市場価値分析で算出される想定年収は高い?

ミイダスの市場価値分析で提示される想定年収は高いです。例えば、一番初めに性別、生年月日、都道府県を入力しただけで、オファー年収実績が「529万円」と表示されます。

ミイダス市場価値

その後、「これまで、6ヶ月以上の離職を経験されたことはありますか?」という設問に「いいえ」と回答するだけでオファー年収実績が124万円上昇し、「653万円」と表示されます。

ミイダス市場価値

ちなみに、「東京都/25歳/人材紹介会社/法人営業/年収400万円後半/マネジメント経験なし」の友人がミイダスの市場価値分析を行なったところ、オファー年収実績が「796万円」になりました。

ミイダス市場価値

上記の通り、ミイダスでは、なかなか現実的ではない高い年収が提示されることが多いです。では、ミイダスは想定年収を適当に算出していたり、嘘の想定年収を提示しているのでしょうか。

結論から申し上げると、ミイダスは嘘を提示している訳ではありません。ミイダスの想定年収が高いのにはしっかりとしたカラクリがあります。


想定年収が高く表示されるカラクリ:内定時の年収ではない

ミイダスが提示する想定年収とは、「実際に届いている主なオファーの平均年収」であり、「実際に内定後に提示された年収の平均」ではありません。

ミイダスの「オファー」という言葉は、「内定」を意味していません。ミイダスのいう「オファー」とは、「面接が決まった」ということです。

つまり、「オファー年収の平均」という言葉を分かりやすく言い換えると、「面接案内の連絡がきている求人の年収帯の平均」という意味でしかないのです。

求人の年収帯にもカラクリが

ミイダス市場価値

ミイダス掲載の求人は想定年収を「400〜700万円」「300〜500万円」と、幅を持たせて記載します。中には、540〜3000万円など、非常に振り幅を大きくして掲載している求人も存在しています。

企業は、求人の「見栄え」のために、年収の上限を現実的ではない数字に設定することが多いです。つまり、適正年収400万円の登録者に対しても「想定年収400〜700万円」で求人オファーメールを送っていることになります。

そうすると、オファー年収の平均を試算する際、現実的ではない高年収の金額も算入することになります。その結果、オファー年収の平均が高くなるのです。

「オファー求人の年収帯の平均」とは、現実的ではない「年収上限」も混ざった振り幅の大きい年収帯の平均になるということ。したがって、ミイダスのオファー年収は高く表示されることになります。

ミイダスの市場価値分析は嘘ではないが、汎用性や意味はない

ミイダスの市場価値分析結果は嘘ではないものの、そこに汎用性や意味はあまりなく、あくまでも「参考値」程度にしかなりません。

ミイダスの「高いオファー年収」は嘘ではありません。しかし、先述したようにミイダスのオファー年収とは、「現実的ではない求人の年収上限まで算入した平均額」であり、「内定時の実際に決定した年収ではなく、求人の想定年収」です。

そのため、ミイダスの「オファー年収」自体に実質的な意味や有用性はあまりありません。

あまり意味のない情報を、見せ方を工夫して登録者に提示し、勘違いさせているだけとも言えます。

ミイダスの提示する「市場価値」とは

以上を踏まえて、ミイダスで明らかになる「市場価値」とは、「ミイダスに掲載されている求人の中で、どれくらいの年収帯の求人から、何社オファーが来ると想定されるか」ということだと分かります。

したがって、このミイダスの「市場価値」は参考値にはなりますが、汎用性や意味はあまりありません。一喜一憂せずに、遊び程度、参考程度に捉えるのが一番良いと思います。

ミイダスの本当の価値は「市場価値分析」以外にある

では、ミイダスは「意味のないサービス」なのでしょうか。

そんなことは全くありません。ミイダスの市場価値分析とは、あくまでも集客するための「広告」のようなもの。ミイダスのサービス自体は非常に良く作り込まれており、コンセプトもとても面白いです。

特に、ミイダスを利用するべき本当の価値は下記2点。

  1. 自己分析ツール
  2. 自身のコンピテンシーとパーソナリティーに合う企業と出会える
  3. 「可能性の資産」を溜められる


ミイダスの本当の価値①:自己分析ツール

ミイダスでは、コンピテンシー診断とパーソナリティー診断を受験することができます。これらは、個人の職務特性や人としての個性、コンディションを明らかにするもの。

自分では気づいていない自身の職務適正や個性、コンディションが明らかになるため、自己分析ツールとしては非常に有用性が高いです。

コンピテンシー診断やパーソナリティー診断については、『ミイダスにログイン後すぐに対応すべき3つのこと【可能性の資産を増やそう】』で詳しく解説しています。

ミイダスの本当の価値②:自身のコンピテンシーとパーソナリティーに合う企業と出会える

コンピテンシー診断とパーソナリティー診断の結果は企業も見ることができます。コンピテンシーやパーソナリティーは絶対的なものではありません。業界、職種、企業、部署によって、適しているコンピテンシーやパーソナリティーは異なります。

ミイダスでオファーがあるということは、「その企業や部署で活躍している人材と特性が似ている」というお墨付きをもらうということ。

つまり、自分では決して見つけることができない「活躍可能性の高い」企業から勝手にオファーがくるというサービスがミイダスなのです。

ミイダスの本当の価値③:「可能性の資産」を溜められる

ミイダスでは、企業から面接確約のオファーメールが届きます。他の転職サービスとミイダスの決定的な違いは、オファーメールに返信期限がないということ。

つまり、「思い立ったら面接に行ける企業」がどんどん蓄積されるということです。オファーメールの蓄積数が、自分自身の「可能性の資産」になるのです。

これまでの転職は、「自己都合」で転職を行うことが常でした。自身に「転職したい」という理由があり、その度に求人を探すやり方です。

しかし、ミイダスは「マーケット都合」で転職ができるというコンセプトを持っています。「面接に行ける企業」を蓄積しておいて、良い企業があったら試しに面接に行く。ミイダスを利用すれば、そんな新しい転職の形を実現することができるのです。

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