転職用「履歴書」の学歴はいつから書くべき?【見本付き】


転職エージェントとして、数多くの履歴書に目を通してきましたが、履歴書の学歴欄を正しく書けている人は意外と少ないです。このページでは、「学歴はいつから書くべきか」だけでなく「学歴欄の書き方で気を付けたいこと」についても解説しています。

筆者プロフィール元リクルートの転職エージェント。100名以上の転職支援、約300社の中途採用支援を行ってきました。大手企業からベンチャー企業まで、さまざまな業界・職種に精通しています。大学時代には、ITベンチャー3社で3年間インターンを経験しているので、特にIT・Web業界に強いです。私の経験があなたの転職活動のヒントになれば幸いです。

学歴はいつから書くべき?

履歴書の学歴の書き始めは、新卒採用と中途採用で異なります。

  • 新卒採用:「中学校 卒業」から記載
  • 中途採用:「高校 卒業」から記載

これが一般的です。

転職中の方から「履歴書の学歴を中学校 卒業から書いてしまいました。これは評価に影響しますか?」という質問を頂きましたが、評価には影響はないと思います。

関連記事
転職用「履歴書」の書き方を見本付で解説【テンプレート(フォーマット)付】
転職回数が多い方におすすめの履歴書の書き方【見本付でわかりやすく解説】

学歴欄の書き方で気を付けたいこと

次に、学歴の書き方で気を付けたいことをご紹介します。基本中の基本なので、必ず覚えておきましょう。

  1. 一行目に「学歴」と記入
  2. 年号は「西暦」または「和暦」で統一
  3. 学校名や学部・学科名を省略せずにフルネームで書く
  4. 「入学」「卒業」は列を揃える

①一行目に「学歴」と記入

一行目に「学歴」と記入するのを忘れる方は多いです。採用担当者によっては、「常識がない」と感じる方もいるので、注意が必要です。書き方のコツとして、「学」と「歴」の間に1マス間隔を空けると良いでしょう。

履歴書の見本も、「学」「歴」の間に1マス間隔を空いています。1マス間隔を空けることで、履歴書のバランスが良くなります。

②年号は「西暦」または「和暦」で統一

履歴書には、「記入日」「生年月日」「卒業年」「入学年」など、年号を書く箇所がいくつかあります。履歴書内では、これらの年号を統一するのが常識です。

年号を統一することで、読み手が違和感なく履歴書を読むことができ、スッキリとした印象を与えることができます。ところどころで年号が異なると、読みにくいだけでなく、違和感が残ってしまうので注意が必要です。

③学校名や学部・学科名は省略せずにフルネームで書く

たまに「〇〇高校」「〇〇大学経済学部」と書いている方がいますが、必ず「東京都立〇〇高校」「〇〇大学経済学部経営学科」のように、フルネームで学校名、学部・学科名を記入しましょう。

都立高校の場合は、「都立〇〇高校」ではなく、正式には「東京都立〇〇高校」です。注意しましょう。

④「入学」「卒業」は列を揃える

「入学」「卒業」の列を揃えることで、見た目がスッキリして、印象が良くなります。履歴書・職務経歴書は、内容はもちろんですが、見た目も非常に重要です。

「入学」「卒業」の列を揃えていない方が多いので、これだけでも他の求職者に差をつけることができると思いますよ。

ケース別の学歴の書き方

次に、「浪人」や「留年」などの学歴の書き方をご紹介します。

  1. 浪人または留年の場合
  2. 休学の場合
  3. 留学の場合

①浪人または留年の場合

浪人して1年や2年遅れても、学歴欄に書く必要はないです。留年した場合も同じく、書く必要がないので安心してください。

間違えて書いてしまった場合にも、面接官から「なぜ留年したのか?」など深掘りされることもあります。隠す必要はありませんが、あえて書く必要もありません。

面接では、浪人・留年した理由を必ず聞かれるので回答はあらかじめ準備しておきましょう。

②休学の場合

休学した場合は「東京都立〇〇高校 休学」「〇〇大学経済学部経営学科 休学」と記載します。休学の理由はさまざまです。例えば、「病気や怪我による休学」や「バックパックで世界一周するための休学」など、休学する人は年々増えています。

前者のような、病気や怪我でやむを得ず休学する場合は「〇〇大学経済学部経営学科 休学」の一行下に、その理由を書いても良いでしょう。誰もが納得できる理由がない場合は、書かなくても大丈夫です。休学の理由を書くことは必須ではないので、選択肢として覚えておくと良いでしょう。

③留学の場合

留学した場合は、①留学期間、②国、③学校名を記載しましょう。

例:2017年4月〜2018年5月 アメリカ合衆国 〇〇大学

ただし、留学期間が1年未満の場合は、一般的な「学歴」として認められない可能性が高いので、留学したことを記入しない方が良いです。

「留学したことを絶対にアピール材料に使いたいので、学歴欄に記載したい」という方は、エントリーシートや自己PRでアピールしましょう。

職務経歴書の書き方を見本付で解説【テンプレート(フォーマット)付】

履歴書についてよくある質問

Q1:学歴はいつから書くべき?

履歴書の学歴はいつから書くべきですか?転職の履歴書は初めてなので、教えてください。

転職の場合、「高校卒業」から書くのが一般的です。一方、新卒の場合は、中学卒業から書くのが一般的です。詳しくは、転職用「履歴書」の学歴はいつから書くべき?【見本付き】で解説しています。

Q2:履歴書の写真は自撮りでも大丈夫?

履歴書に貼る写真は、スマートフォンで自撮りしたもので大丈夫でしょうか?写真スタジオに行く時間がないので、困っています。

履歴書の写真は、採用担当者があなたの顔を見る最初の機会です。暗くて見えづらいものやサイズが明らかにおかしい写真はNGです。

実際に、自撮りの写真を使っている方もいらっしゃいますが、写真スタジオで撮った方が無難です。詳しくは、転職用「履歴書」の写真について【服装や髪型を男女別で解説】で解説しています。

Q3:転職回数が多い場合の職歴の書き方は?

私は30代で既に5回の転職をしています。転職回数が多い場合、履歴書で気をつけるべきことはありますか?

転職回数が多い方は、職歴の書き方を工夫する必要があります。職歴をありのまま書いてしまうと行数が長くなるので、非常に見にくい履歴書になってしまいます。

私がおすすめしているのは、「履歴書はシンプルに職務経歴書は具体的に」です。実際の書き方については説明が長くなってしまうので、転職回数が多い方におすすめの履歴書の書き方を参照ください。

Q4:履歴書の封筒の書き方は?

履歴書を郵送することになったのですが、履歴書や職務経歴書などの応募書類を送る封筒の書き方を教えてください。

封筒の書き方は、見本付で説明したほうがわかりやすいので、履歴書&職務経歴書のための封筒の書き方を参考にしてみてください。

Q5:履歴書のサイズはA4かB5どちらが良い?

履歴書には、A4とB5サイズがありますが、転職の場合どちらが良いのでしょうか?

A4かB5どちらが良いかではなく、どちらが見やすいかで選ぶべきです。書くことが多い方はA4サイズ、書くことが少ない方はB5サイズを選ぶと良いと思います。

また、履歴書はメーカーごとに構成が異なります。自分が書きやすい構成の履歴書を見つけましょう。このあたりについては、履歴書のサイズはA4サイズが良いか、B5サイズが良いか?で詳しく解説しています。

Q6:履歴書は手書き?パソコン?

履歴書は手書きで書くべきでしょうか?受ける企業が多いのでパソコンにしようと思っています。パソコンの場合、不利になることがあるのかも教えてください。

まず、パソコンで作成したからと言って不利になることはありません。しかし、手書きで作成した履歴書は、ひとつの武器になります。

手書きで作成するには、手間と時間がかかる分、採用担当者からの印象が良くなることがあります。

第一志望の企業では、手書きという選択肢もひとつかもしれません。詳しくは、転職用「履歴書」は手書き?パソコン?で解説しています。

Q7:履歴書の志望動機は書く必要ある?

履歴書の志望動機欄は書く必要はありますか?採用担当者が志望動機欄をどれくらい重視しているのかも知りたいです。

私は、面接官として何名かの採用に関わったことがありますが、履歴書の志望動機はほとんど見ていませんでした。個人差はありますが、履歴書の志望動機はほとんどの採用担当者が見ていないと思います。

事実、職務経歴書を中心に書類選考を行う採用担当者が多いです。だからと言って、履歴書の志望動機を書く必要がないということではありません。履歴書の志望動機欄は、端的に志望動機を記載するだけで良いです。

採用担当者からすると、長文で書かれた志望動機よりも、ポイントを絞って書かれた志望動機の方が読みやすく、理解がしやすく、印象に残ります。採用担当者の気持ちに立って「履歴書・職務経歴書」を書けば、書類選考でマイナスになることはないです。

おわりに

いかがだったでしょうか?

以外と知らないことや見落としていたポイントがあったと思います。履歴書は、採用担当者からの第一印象を決める重要な応募書類です。内容だけでなく見やすさにも注意しましょう。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。あなたの幸せな転職を願っています。


この記事をかいた人

Smartwithの編集長/元リクルートの転職エージェント/転職と副業のお話が大好きです
Recommend Posts
あなたにおすすめの記事
■当サイトに関する注意事項
  • 当サイトに掲載されている情報は、万全を期しておりますが、正確性その他一切の事項についてを保証をするものではありません。
  • 利用者が当サイトに掲載されている情報を利用して行う一切の行為について、当社はいかなる責任も負いません。
  • 当サイトの内容は、予告なしに変更又は削除する場合があります。
  • 当サイトの利用により発生したいかなる損害についても、当社は一切責任を負いません。