『玉石混交』の意味とは?【正しい使い方を例文で解説】


みなさん「玉石混交」という四字熟語はご存知ですか?情報が重要視される現代社会において、会社や自分にとって何が必要なものなのか、価値のあるものなのかを見分ける能力は大変貴重になってきます。「玉石混合」な世の中を、まずは言葉の意味から理解して俯瞰してみましょう。

玉石混交の意味

玉石混交

読み:ぎょくせきこんこう

意味:良いものと悪いもの、優れたものとそうでないものが織り交ざっている状態

「玉石混交(ぎょくせきこんこう)」とは、「良いものと悪いもの、優れたものとそうでないものが織り交ざっている状態」を指します。

「玉」は往々にして優れたものや人の例えで使われ、「石」は劣ったものや価値のないものの例えとして使われます。四字熟語に慣れない人には読み方が難しいかもしれませんが、「混合(こんごう)」ではなく「混交(こんこう)」と読みます。玉石混合と読むと、また違う意味を持ってしまうので、気をつけましょう。

玉石混交の語源・由来

「玉石混交」は古代中国の漢文「抱朴子(ほうぼくし)」の中の章の一つ、「尚博(しょうはく)」にある「真意眞僞倒し(しんぎてんとうし)、玉石混淆す(ぎょくせきこんとうす)」という一説に由来しています。

これは「本物と偽物を間違えてしまい、貴重な玉と無用な石が混ざる」という意味です。ちなみに、「玉石混淆」には同じ読み方として「玉石混淆」がありますが、こちらは「淆」が常用外漢字であるため、現代では読みやすく書きやすい「交」が一般的に使われるようになりました

玉石混交の例文と使い方

社会人の常識用語

「玉石混淆」は日常に置いて、主に質のいいものと悪いものが混ざっている場合に使われます。

例えば、

  • 学生文学コンクールに応募される作品はまさに玉石混交で、審査員の我々はこの時期、鑑定士の目を常に光らせていなければならない。
  • 晩年の彼の作品などは酷い駄作が目立ち、玉石混交の有様にバイヤー達は悲鳴を上げたそうだ。
  • ラグビー日本のオールスター達は寄せ集まれば玉石混交で、かえってまとまりが悪くなった。

このように日常用語として使用する場合はカオスな状況を表すことがほとんどです。一方、「玉石混交」をビジネスシーンで使うと、下記のようになります。

  • 市場にあふれる商品は玉石混交だが、御社で取り扱う製品は常に破格で質がいい。
  • インターネットやSNSで取り扱っている情報は玉石混交だ。よって正確なマーケティングが必要とされる。

これらのように「玉石混交」の対象に自分や相手を当てはめずに使うことが無難です。

玉石混交の使い方の注意点

社会人の常識用語

「玉石混交」を使う際に注意することは二つです。

  1. 使い時に注意
  2. 似た言葉との使い分けに注意

注意点①:使い時に注意

「玉石混交」は文字通り、玉や石など、良し悪しをモノに例えているため、そこに迂闊に人を当てはめると角が立つ場合があります。

先述したように、ビジネスシーンで用いる際には、自社の商品や取引先の商品、また従業員やスタッフが「石」つまり「悪い方」に立たないよう注意して使うことが必要です。

注意点②:似た言葉との使い分けに注意

「玉石混交」の似た言葉に「珠玉混合(しゅぎょくこんごう)」というものがありますが、これは正式な日本語ではありません。造語としては、真珠や宝石など優れて美しいものが入り交ざっている状態を意味します。そのため「玉石混交」の価値のあるものと無価値なものが入り交ざる状態、とはまた別の意味になります。

また「混合」という言葉はそもそも、さまざまなものが一つの塊として混ざっているというニュアンスで使われるため、さまざまなものがそれぞれ形を保って混ざっていることを意味する「混交」とは状況が異なります。こちらも併せて覚えておきましょう。

玉石混交の類語

社会人の常識用語

「玉石同架(ぎょくせきどうか)」や「魚目混珠(ぎょもくこんしゅ)」などは、玉石混交とほとんど同じ意味として用いられる四字熟語なので、今回は「玉(価値のあるもの)」と「石(無価値なもの)」の数の比率、つまり印象としてどちらが多いか少ないか、という点にスポットを当てて類語を挙げています。

  1. 「雑魚の魚交じり(ざこのととまじり)」「海老の鯛交じり(えびのたいまじり)」
  2. 「千差万別(せんさばんべつ)」「多種多様(たしゅたよう)」
  3. 「掃き溜めに鶴(はきだめにつる)」

玉石混交の類語①:「雑魚の魚交じり」「海老の鯛交じり」

この二つは雑魚や海老などの小物が大きな魚の中に混ざっている。つまらないものが大物の中に混じっていることを指します。つまり比率としては大量の「玉」の中に少量の「石」という状況です。

玉石混交の類語②:「千差万別」「多種多様」

これは二つとも四字熟語ですが、種々様々あって、違いも色々であることを意味します。「玉石混交」よりも受け入れ体制の強い、やわらかいイメージになります。状況としては「玉」も「石」も同じくらいの割合で織り交ざっているため、まだ甲乙がつけがたい、という状態になります。

玉石混交の類語③:「掃き溜めに鶴(はきだめにつる)」

つまらないものの中にとびぬけて優れたものや美しいものが混ざっている状況なので、数量的には圧倒的に「石」が多数で「玉」は少数、むしろ限りなく少ない状況になります。

おわりに

社会人の常識用語

「玉石混交」は使い時や使い方を間違えれば相手を不快にさせてしまいやすい言葉ですが、適切に使うことが出来れば相手に状況を正確に伝えることのできる言葉です。

まとめると、、、

・玉石混交の意味
→良いものと悪いもの、優れたものとそうでないものが織り交ざっている状態

・玉石混交の注意点
→①使い時に注意、②似た言葉との使い分けに注意

・玉石混交の類語
→①「雑魚の魚交じり」「海老の鯛交じり」、②「千差万別」「多種多様」、③「掃き溜めに鶴」

ということがお分かり頂けたかと思います。皆さんもぜひ活用してみてください。


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