「投資」と「投機」の意味の違いとは?【わかりやすく解説】


「投資」と「投機」の違いを知っていますか?

どちらも資産を何かに投じることを意味しますが、それが果たして「投資」なのか「投機」なのか。曖昧にしている方も多いと思います。

結論から言うと、両者の違いは下記のとおりです。

投資:将来の成長が期待できそうな企業に資金を投下すること

投機:当たれば短期間で大きな利益を手に入れることが出来るものへ資金を投下すること

このページでは、「投資」と「投機」の意味だけでなく、例文や使い方を紹介します。

「投資」「投機」の意味の違い

「投資」と「投機」はどちらも未来の利益を見込んで株や不動産などに資金を投下することをいいます。

正確には、同じ株式で資産を運用する場合でも、投資は「将来の成長が期待できそうな会社や企業に資金を投下すること」を意味します。

一方、投機は「不確実ではあるが、当たれば短期間で大きな利益を手に入れることが出来るものへ資金を投下すること」を意味します。

「投資」「投機」の語源・由来

「投資」は英語で「invest」。その語源は、in(中)とvestire(服を着る)に由来します。

原義はラテン語の「investire(服を着せる)」で、お金が株や債券などに姿を変えることが人間が服を着る様子に似ていることから、投資するという意味に転じたようです。

一方、「投機」はもともとは禅の仏教用語で、「師弟の心が投合すること」という意味があります。また、修行者が悟りを開く行為も「投機」と言うそうです。そこから「機を掴む」「幸運を得る」などの意味に派生したと言われています。

「投資」「投機」の例文と使い方

社会人の常識用語
  • 「ベンチャー企業に投資する」
  • 「危険な投資にならないよう人や会社を見極める」
  • 「○○社への投機で大儲けを企む」
  • 「一攫千金の投機を狙う」

当然どちらにも資源を失うリスクがありますが「投資」は、ゆっくりと成長を見守り一定の水準にコントロールすることができるためリスクは低く抑えることができます。

一方の「投機」は勝つか負けるかの一発勝負で、短期間で売買を繰り返します。その面を考えると、やはりハイリスクと言えるでしょう。

ここは「投資」と「投機」の違いについて述べる場であるため良し悪しについては深く触れませんが、安全に資産を増やすためにはどちらがいいかは論じるまでもないかと思います。

「投資」「投機」の使い方の注意点

「投資」「投機」の使い方の注意点は一つだけです。

「何を投機とし、何を投資とするか」

例えば、株にお金を投じることは多くの場合「投機」と言われますが、自分の価格予想をもとにトレードし、安定的に儲けている人も数多く存在します。

そういった場合、一概に「投機」とすることはできないことも覚えておきましょう。上司の株式投資をうっかり投機などと言ってしまわないよう、注意が必要です。

「投資」「投機」の類語

社会人の常識用語

「投資」「投機」の類語を3つ紹介します。

  1. 出資
  2. 融資
  3. 博打

1.出資

「出資」と以下に挙げる「融資」はどちらも投資の形の一つです。誰に、どのようなリターンを求めてお金を貸すのかによって出資か融資か決まります。

「出資」とは事業の成長を期待してお金を出すことです。出資された側からすると、元手や返済、利子を支払わなくて済むことですが、代わりに何らかの権利を(例えば経営権や、株であれば利益配当請求権など)差し出さなくてはなりません。

2.融資

「融資」とは、簡単に言えば返済を前提に投資する形のことです。

融資された側の視点で見ると、融資は出資と違って、投資者に会社の実権を握られることはありません。その代わり、銀行から融資を受けた場合、受けた側は毎月借りた金額の元手と利息を返済していく必要があります。

融資には、融資する側のリスクもあります。これは事業の破綻などで貸した相手が返済不能となることです。相手が企業の場合は倒産すれば回収はほとんど不可能で、個人の場合でも自己破産になると回収が出来なくなります。

3.博打

博打を「投機」の類語として挙げるのは、投機を行う人にとっては心外かもしれませんが、リスクを恐れず資金をつぎ込むという点ではほとんど同じと言ってもいいでしょう。

また昨今ではギャンブル性が高い取引や空売りを指す際に使われることが多くなっていますね。

まとめ

この記事では、「投資」と「投機」の意味の違いついて解説しました。違いについて理解している人は意外と少ないので、知っておくとどこかで役に立つかもしれません。

まとめると、、、

・「投資」と「投機」の意味
投資:将来の成長が期待できそうな企業に資金を投下すること
投機:当たれば短期間で大きな利益を手に入れることが出来るものへ資金を投下すること

・「投資」と「投機」の例文
「ベンチャー企業に投資する」
「危険な投資にならないよう人や会社を見極める」
「○○社への投機で大儲けを企む」
「一攫千金の投機を狙う」

・「投資」と「投機」の使い方の注意点

「何を投機とし、何を投資とするか」

・「投資」と「投機」の類語
「出資」「融資」「博打」

「投資」や「投機」は、企業に限らず普段身の回りで起こるお金の動きにも言い当てることができます。例えば、競馬やパチンコで大勝ちする方法を心得ている人が資産をつぎ込むことをはたして「投機」と言うのだろうか。

バンドマンを志す息子や娘への資金の援助は「投資」だろうか。「投機」だろうか。企業にせよ個人にせよ、大切な貯蓄を貸し与える時には、自分の大義名分を心得ておくことが大切ですね。


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